
当事者の視点に立って、総合的・包括的にサポートします。
被害にあったあなたは、悪くありません
どんな形であってもあなたの同意なしに性的に接触すること、また接触がなくても、あなたの存在を性的におびやかすこと(露出・盗撮・ポルノなど)は性暴力です。被害にあったあなたは何も悪くありません。
性暴力は、からだにも心にも強い衝撃を与えます。被害によって、これまで経験したことのない気持ちが起こってきます。
性暴力はトラウマ(心の傷)を残します。トラウマとなるのは、当然の反応です。あなたは何も悪くありませんし、あなたがおかしくなったわけではありません。
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信じられない、
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現実のこととして受けとめられない気持ちがする、
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恐怖や痛みをあまり感じない、
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何も考えられず、ぼーっとする、
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さまざまな気持ち(恐怖、怒り、不安、自分を責める気持ち)が湧いてくる、
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気持ちが落ち込んだり、沈み込んでしまう、
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身体の反応がある(どきどきする、過呼吸になる、冷や汗をかく)など、
これらは、多くの人が経験するものです。誰にでも起こりうる当然の反応です。
被害直後に起こりやすい反応
直後のショックが落ち着いたあとも、しばらく不安定な時期があり、次のような症状がみられることもあります。疲労感や苦痛がひどい時、一ヶ月以上長引く時には、専門機関に相談しましょう。SACHICOに相談いただくこともできます。
自分の気持ちがひどく動揺し、混乱していると感じる
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精神的にとても不安定だと感じる
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抑えきれないような怒りや悲しみを感じる
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気分の浮き沈みが激しく、落ち着かない など
心や身体が麻痺してしまう
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事件の時や前後の記憶がない
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事件のときにからだが凍りついたような感じがした
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事件が他人事のような感じがする など
事件に関することが頭によみがえってくる
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考えたくないのに目に浮かぶ
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事件の夢を見る
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事件を思い出させるようなものを避けるようになる など
落ち着かない
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夜寝付けない、眠りが浅い、途中で目を覚ます
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イライラして落ち着かない
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集中力がなく、テレビが見られない、本が読めない
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いつも警戒してビクビクする、物音に敏感になる など
回復のために
回復のために、被害後に起こる心とからだの変化を理解し、ケアすることが必要です。あなたのペースで、できることからはじめましょう。
自分の生活を取り戻しましょう。
自分が安全だと思えるところで過ごしましょう
マイペースを心がけましょう
少しずつ、食べたり、着替えたり、お風呂に入ったり、眠ったりという、いつもの日常生活に戻りましょう
適度な運動をしましょう
気分転換をしましょう(趣味、読書など)
日記をつけましょう
助けを求めましょう。
信頼できる人に、体験や気持ちを話して支えてもらいましょう
信頼できる人に、そばにいてもらいましょう
あなたが必要としていることを伝えましょう