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病院拠点型ワンストップセンター
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当事者の視点に立って、総合的・包括的にサポートします。

性暴力救援センター全国連絡会

性暴力被害者のためのワンストップ支援センターは、2010年のSACHICO開設を皮切りに、現在47都道府県全てで設置されています。病院拠点型として活動しているところは少ないのが現状ですが、多くは連携型として相談窓口を設け、連携病院に同行するサポート体制を取っています。支援センターの形態は様々ですが各々が抱える課題を持ち寄りながら連携していこうと、「性暴力救援センター全国連絡会」を立ち上げ、現在全国の性暴力救援センターのうち43団体が登録しています。全国どこにいても同じ質の支援が受けられる体制づくりを目指しています。
設立趣旨

本日、全国各地で性暴力被害者支援に取り組んでいる、あるいは取り組みを準備している医療関係者、司法関係者、支援員が集まり、第1回「性暴力救援センター全国連絡会」(以後:「全国連絡会」) を開催いたしました。
日本における性暴力救援センターは、2010年4月に“性暴力救援センター・大阪(以後:略称SACHICO)"がワンストップセンターとして開設されたのをはじめに、その後も日本各地で性暴力被害者支援の取り組みが広がっております。今回の「全国連絡会」は、SACHICOの呼びかけに応じて、その関係者が一堂に会し、情報交換しながら「被害当事者から求められている支援のあり方」を確認しようと実現したものです。
午前の全体会では、まず「性暴力救援センターがめざすもの-SACHICO 3年間の被害者支援から学ぶ-」というテーマで、SACHICOより問題提起がありました。3年間で557人という被害者の64.1%は未成年であり、子どもたちが家庭の内外で性被害に遭っていること、約半数の被害者は警察へ行かないこと、1割強の人たちが妊娠して来所していること、アルコールやネットを使っての加害行為、そして集団での加害が少なくないこと、などが明らかにされました。
さらに、「性虐待被害児の診察と診断書の書き方について」というテーマでは、日本における性虐待被害児の診療上の問題点と課題についての分析と診断書記載上の留意事項についての提案がなされました。
最後に「性虐待被害児の支援システム」というテーマで、日本の性虐待被害児の発見と対応・支援の現状分析と、今後子どもを性被害から守っていくために必要なシステムの提起がなされました。
午後の分科会では、①医療関係者部会②支援員部会③司法関係者部会にわかれ、それぞれに「現状と課題」を持ち寄り、熱心な議論が展開されました。そして、「当事者にとって必要な支援とは?」を共通認識として、より有効な支援に向けた取り組みを実践していくことを申し合わせました。
この「性暴力救援センター全国連絡会」は、今後もお互いの情報交換を続け、「当事者に寄り添える支援の追求」「支援員の養成・育成」「病院との連携をどうつくるか」「法的な課題の改革」「公的資金の確保」など困難な課題の解決に向け、お互いに協力し、知恵を出し合っていくために結成しました。
女性が、子どもが、高齢者が、障害のある人などが、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツを保障され、性暴力を受けることのない社会をめざして、私たちは力をあわせて取り組むことをここに宣言します。(2013年9月22日)

過去の取組

2014年4月29日 性暴力救援センター連絡会全国研修会 第1回

「性暴力救援センターを全国に~ネットワーク形成の支援の進化を目指して~」
基調講演「暴力によるマインドコントロール ~性暴力・DVによる支配が、当事者に及ぼす多大な影響~」
シンポジウム「性虐待被害当事者にとって必要な性暴力救援センターとは~その求められている要件を検討する~」

2015年4月26日 第2回

全国から24団体121名が集まり、行政・教育・警察・医療・司法関係等からの参加者とあわせて計343名が参加し、充実した内容を共有しました。各地で設立準備室が結成され、性暴力救援センターをつくろうという動きが大きくなってきています。

2016年4月29日 第3回

台湾からゲストを迎え、台湾の実践を通して先駆的な取り組みを学びました。性暴力救済については国や行政主導での対策も必要で法的整備も課題。

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2017年4月29日 第4回

「性暴力救援センターにおけるリプロダクティブ・ヘルス&ライツの実践」と「レイプドラッグとして医薬品を不法使用する法的人権侵害」をテーマに講演。

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2018年4月29日・30日 第5回

「韓国の性暴力被害者支援ワンストップセンターに学ぶ」
韓国性暴力被害者支援ワンストップセンターの発展の経緯、同センターの現状と今後について講演。

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2019年6月15日・16日 第6回

「性暴力被害者支援のためのワンストップセンターとは~その現状と課題~」
大阪にてワンストップ支援センターの現状と課題について内閣府からの行政説明、独自調査から浮き彫りにされた現状と課題に関する日弁連の講演、病院拠点型ワンストップセンターとして稼働する沖縄県立中部病院から現状と問題点についての講演、三者協同面接の現状と課題についての講演、そして参加の全国の各センターから現状と課題についてのプレゼン。

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2020年5月12日

内閣府男女共同参画局推進課暴力対策推進室長に対し全国連絡会として

「性暴力被害者支援の充実強化に向けての要望書」

を提出しました。

2020年9月5日・6日 

予定していた「性暴力救援センター全国連絡会 研修会」は新型コロナウイルス感染症対策のため中止。​

2020年11月23日 

性暴力救援センター全国連絡会 代表者会議開催 (byZoom)

​28登録団体の参加がありました。

2021年5月8日 

性暴力救援センター全国連絡会 医師研修会開催 (byZoom)

​10登録団体18名の参加がありました。

2021年7月3日 

性暴力救援センター全国連絡会 代表者会議開催 (byZoom)

​内閣府共催 

32登録団体の参加がありました。

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